コクガン、初の400羽超え 宮城・南三陸、志津川湾で飛来数調査

ロシア北極圏から日本に飛来したコクガン=6日、北海道えりも町(谷岡隆さん撮影)

 ロシア北極圏から飛来するコクガンの重要な越冬地として知られる宮城県南三陸町の志津川湾で22日、今季の飛来数調査が行われた。昨年同時期より87羽多い406羽が確認され、2016年度の調査開始以来、初めて400羽を超えた。

 町から委託を受けた南三陸ネイチャーセンター友の会のメンバー3人が、歌津から戸倉地区までの沿岸部約40地点で望遠鏡を使って数えた。最多は戸倉の波伝谷沖の140羽だった。

 志津川湾は国際的に重要な湿地としてラムサール条約に登録され、餌の海草アマモが豊富に生えている。東アジアの個体群は5000~8700羽で、日本で越冬するのは2500~3000羽ほどだという。

 コクガンは国天然記念物の水鳥。調査は来年1月末と3月初旬にも予定する。友の会会長の鈴木卓也さん(49)は「日本に渡ってくる鳥が順調に増えている。東日本大震災後、海のアマモ場が復活したことが一つの要因かもしれない」と話した。

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