大雪でパイプハウス160棟倒壊 宮城・加美など

雪で一部がつぶれたパイプハウス=宮城県加美町下多田川

 先週から降り続いた雪の影響で、宮城県北部を中心にパイプハウスの倒壊など、農業施設への被害が多数報告されている。県農業共済組合の22日午後5時現在のまとめでは、県内131戸のパイプハウス160棟が倒壊。大崎市33棟、加美町55棟、色麻町26棟と、特に大崎市と加美郡で目立つ。調査は雪が一段落した21日に始まったばかりで、さらに被害拡大が見込まれる。

 加美町下多田川の農家の男性(77)の畑では、パイプハウス3棟が雪でつぶれ、保存中のネギやホウレンソウの苗が下敷きになった。積雪地対応で使っていた太めの31・8ミリのパイプも曲がっていた。

 男性は「雪がずっと降り続け、除雪する暇がなかった」と語る。町内では、豚の畜舎や堆肥舎なども倒壊した。

 県農業政策室によると23日までに、大崎市と加美町で、パイプハウスなど計66の農業施設で雪害が確認された。被害額は計7870万円が見込まれている。

 加美よつば農協(色麻町)の松本憲組合長は「共済未加入のパイプハウスも含めると、加美町と色麻町で200棟近くの被害になる恐れがある。営農継続へ国などの支援が必要だ」と訴えている。

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