ハートは桃色、暗くなるまで待って 恋し浜駅のシンボル色づく

恋し浜駅のホームから見えるハート(上)。特殊な塗料で桃色に塗り替えられた

 恋愛成就や縁結びのパワースポットとして注目されている岩手県大船渡市の三陸鉄道恋し浜駅の近くにあるハート形モニュメントが桃色に着色され、現地で26日、披露された。塗料には蓄光物質が含まれ、夜はハートが青白く光って見える。

 小石浜地区は東日本大震災で大きな被害を受けたが、多くの漁業者が養殖を再開している。光るモニュメントは新たな観光スポットとして注目を集めそうだ。

 ハートは縦8メートル、横7メートルほどで駅南側にある。2017年3月に近くの岩手県道に新たなトンネルを造った際、駅名にちなんでのり面に設置された。これまでは灰色で、日が暮れると見ることはできなかった。

 地元の漁業者が夜でも養殖いかだの場所が分かるように浮き球に蓄光塗料を施したことが縁で、県内の塗料や塗装の業者、研究者らでつくる高輝度蓄光塗料推進協会(一関市)が着色を買って出た。

 26日は駅で寄贈式があり、協会や市、三鉄の関係者らが出席。三鉄の臨時列車が到着すると、乗客と一緒に桃色のハートを見上げた。協会の佐々木謙一会長は「恋愛成就を願う人の一翼が担えればいい」と話した。

 恋し浜駅は09年、地名が由来の「小石浜駅」から改名。地元産ホタテの貝殻にメッセージを書いた「ホタテ絵馬」を駅に飾れることが人気を集めた。

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