宮城・山元に激励の黄色いハンカチ 「いつまでも忘れません」兵庫・多可町のグループ

兵庫県多可町から寄せられた黄色いハンカチ

 東日本大震災の被災者を励ます黄色いハンカチが昨年11月、兵庫県多可町の女声コーラスグループ「フィオーレ」から山元町に届いた。2012年から送られてきた両町の友好のシンボル。今年は9日、震災遺構の中浜小近くの掲揚塔に掲げられる。震災10年を節目にグループとしての送付は最後になるが、会員は「これからも山元に思いをはせたい」と語る。

 届いたのは、30センチ四方のハンカチ192枚と1メートル四方のハンカチ3枚。「復興成就を祈念しています」「いつまでも忘れません」「コロナに負けるな」などのメッセージが記載されている。

 震災後、多可町が応援職員を山元町に派遣したことが、交流のきっかけになった。フィオーレは12年に山元町を訪れ、地元の音楽サークルと合同コンサートを開催。黄色いハンカチの送付も同年に始まった。

 ハンカチの寄せ書きは、フィオーレの会員が家族や知人らに依頼したほか、多可町長や町職員、町商工会関係者らも加わり、約500枚集まった年もある。20年度は新型コロナウイルスの影響で発表会や練習ができない状況にもかかわらず、195枚を届けることができた。

 山元町のボランティアガイド「やまもと語りべの会」は今月9日、昨年のハンカチと取り換える作業を行う。13年に多可町を訪れた同会の岩佐孝子さん(66)は「寄せ書きした人の顔が思い浮かぶ。ここまでよく続けてくれた」と感謝する。

 フィオーレの奥村和恵代表は「被災地にエールを送ろうと毎年、続けてきた。これからも会員制交流サイト(SNS)などを通じて復興の様子を見守りたい」と心を寄せる。

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