ウミガメ引き揚げ やさしく安全に 八戸高専生、装置開発

八戸高専生が開発したウミガメ昇降装置
マリエントが飼育するウミガメ

 青森県八戸市の八戸高専専攻科の学生が、市水産科学館マリエントで飼育するウミガメの健康診断をする際に使う昇降装置を開発した。最大で重さが約20キロあるカメを水槽から安全に引き揚げることができ、人手も従来の半分になるという。

 マリエントは4匹のウミガメを飼育しており、毎年夏に健康診断を行っている。ダイバー1人と職員4人が水槽から手作業で引き揚げていたが、作業スペースが狭く、カメを水中に落とす恐れがあった。

 装置は幅約2メートルの骨組みに手動のウインチを取り付け、カメを載せたバケットを上下させる。バケットの取り外しが円滑にできるようフックのストッパーを取り除くといった工夫を加えた。水槽の上で待機する職員が2人で済むという。

 専攻科は、地元の企業や団体が抱える技術的課題を解決する実践的な授業を行っている。マリエントの依頼を受け、1年の学生4人が4カ月かけて開発した。開発チームの太田雄大さん(20)は「カメと職員の負担が減らせる。長く使ってもらえれば」と話した。

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