13日深夜の地震の揺れで地盤が緩んだ宮城、福島両県の被災地では15日、台風並みの低気圧の接近に伴い雨風が強まった。被災者らは地震の発生から休む間もなく損壊した住宅の修繕に追われ、応急用のブルーシートを配布する自治体の窓口には住民が列を作った。
最大震度6強を観測した相馬市は14日、1世帯当たり2枚のブルーシート配布を始めた。備蓄に加え南陽市などからも提供を受けて集めた1760枚は、15日午前10時前に配り終えた。
15日朝から自宅の屋根をシートで覆った同市黒木の無職島武士さん(68)は雨の中、滑りやすい足元に注意しながら作業を進めた。「東日本大震災の時より損傷が激しい」と嘆く。
同じ震度6強の福島県国見町は約100枚を確保した。町の担当者は「今のところ不足していないが、雨が続けば二次災害が起きかねない」と危惧する。
宮城県山元町は震度6弱の揺れに見舞われ、15日までに172棟で屋根瓦の損傷が確認された。
瓦の3分の2ほどが落下したという同町坂元地区の無職阿部邦憲さん(77)は14日早朝に業者に修理を依頼したが、既に手いっぱいとの返答だった。隣町まで足を運んでシートを買い求め、息子や孫らと8人で1日がかりで覆った。
震災時は一部が壊れただけだったといい「地震の直後に余計な雨だ。穴が開いた屋根板もあり、強い雨や風になると困る」と恨めしそうに話した。
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