宮城、福島で震度6強 136人けが 住宅被害1600戸超

斜面の土砂が崩れ、通行止めとなった常磐自動車道。重機を使った復旧作業が続く=15日午後2時50分ごろ、相馬市

 宮城、福島両県で13日深夜に最大震度6強を記録した地震で、両県は15日、災害対策本部会議を開き、被害の状況を確認した。負傷者は宮城県53人、福島県83人の計136人。住宅被害は両県で1601戸に上り、全容把握を急いでいる。山形県は1人が軽傷、住宅被害も1件あった。

 宮城県によると、負傷者は15市町村の計53人で、重傷5人、軽傷48人。市町村別では仙台市の30人が最も多く、大崎市4人、白石市3人など。

 住宅被害は一部破損が191戸で、うち山元町が184戸を占めた。断水が6市町で約3900戸発生し、山元町では約2900戸に上った。5市町で復旧したが山元町の約900戸で断水が続いている。

 同町では、宮城病院が断水や建物損傷のため、外来診療と救急外来の受け付けを停止した。再開まで約1週間かかる見通し。

 東京五輪のサッカー会場となる宮城スタジアム(宮城県利府町)では、ガラス破損など軽微な被害が確認された。公共土木施設に被害が広がり、県内の道路や港湾や漁港施設の概算被害額は14日時点で約30億円。

 県教委などによると、公立、私立学校では15日、15校が臨時休校し、10校が始業時間繰り下げなどの措置を取った。

 福島県によると、負傷者は20市町村で計83人。福島市などで4人が足の骨を折るなどの重傷。

 住宅は15市町村の計1410戸が一部破損した。大半の1300戸が新地町で、屋根瓦が落ちるなどの被害が出た。本宮市と国見町、新地町から、住宅の被害認定や罹災(りさい)証明書の発行業務といった支援要請があり、県が対応を検討している。

 15市町村で最大2万5900戸の断水はほぼ解消。新地町と天栄村では、県からの災害派遣要請に基づき、陸上自衛隊が給水活動を展開した。

 県内の公立学校は15日、計50校が休校。16日も県立高2校と福島市の2小中学校が休校する。

 東北電力によると、女川原発(宮城県女川町、石巻市)、東通原発(青森県東通村)で異常は確認されていない。東京電力によると、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)と福島第2原発(同県楢葉町、富岡町)で使用済み燃料プールから少量の水があふれるなどしたが、放射線量に異常は出ていないという。

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