震度6強 宮城の被害額51億円超 山元で300戸断水続く

断水が続き、給水車の水を求める住民ら=16日午後3時30分ごろ、宮城県山元町の坂元地域交流センター

 宮城、福島両県で13日深夜に最大震度6強を記録した地震で、両県の被災地では16日も復旧作業が続いた。新たな被害が判明し、負傷者は宮城県59人、福島県93人の計152人。住宅被害は全壊20戸、半壊32戸を含む計1994戸に達した。宮城県の概算被害額は判明分だけで51億円を超え、さらに増える見通し。

 宮城県の午後1時現在のまとめによると、負傷者は17市町村の計59人(重傷5人、軽傷54人)。仙台市の30人が最も多く、大崎市5人、登米市4人、白石市3人など。

 住宅被害は6市町の187戸が一部破損だった。大半を占める山元町は詳細調査の結果、15日時点よりも12戸少ない172戸に訂正した。

 約2900戸が断水した山元町では16日も復旧作業が行われたが、約300戸で断水が解消されていない。町は同日、罹災(りさい)証明書の受け付けを始めた。

 県は16日現在の概算被害額が51億1416万円と発表した。公共土木施設が最も多く、36億8300万円。うち港湾施設は岸壁にひびが入ったり、段差が生じたりするなどし、7市町49カ所で33億1700万円に上った。

 漁港施設は13億6294万円、商業施設や観光施設などの商業関係は3762万円、農業関係は1806万円だった。

 福島県の午後3時現在のまとめによると、負傷者は20市町村で計93人。住宅は鏡石町で20戸が全壊し、田村、鏡石、矢吹の3市町で計32戸が半壊。一部破損は1755戸に及んだ。

 農業用ため池の被害も確認された。新地町、相馬市など6市町の計24カ所でのり面の崩壊や取水施設の漏水などがあり、被害額は1億5650万円の見込み。

 県の東日本大震災・原子力災害伝承館(双葉町)では、ピロティや駐車場、収蔵庫の壁に亀裂が生じた。建物の構造に影響はなく、17日に営業を再開する。

 福島県の負傷者や住宅被害には、15日の大雨による被害が含まれている。

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