塩釜、多賀城で断水続く 1万9200戸影響 仙台は断水回避

ポリタンクに水をためる応急給水所の担当者=17日午前10時ごろ、塩釜市杉の入1丁目の杉の入小

 仙台市水道局は17日、青葉区の大倉川に灯油とみられる油が流入し、同区の国見、中原両浄水場が取水を停止した影響で、一部地域で17日未明の発生を見込んだ断水を回避したと発表した。宮城県塩釜、多賀城両市では17日午前も計1万9200戸で断水が続き、市内には応急給水所が開設された。

 仙台市水道局によると、大倉ダムと大倉川取水口の間で、16日午後に油をマットに吸着させて除去し、取水口に異臭がないことを確かめ、取水を再開した。中原浄水場は施設の洗浄や水質の安全確認が完了し、午後11時に供給を始めた。

 青葉区上愛子、栗生、落合、太白区秋保町馬場などの計1万8600戸で見込んだ17日午前0〜8時の断水は回避。栗生西部3号公園など6カ所に応急給水所を開設したが、利用は少なかった。公園近くの70代男性は「水道はいつも通りだった」と安心していた。

 国見浄水場も取水は既に再開し、17日中の復旧を目指す。水道水の供給は市内の他浄水場からの融通などで対応し、影響はない。

 国見浄水場経由で大倉川から取水する塩釜市も午前5時半ごろ、市内の梅の宮浄水場への通水を再開した。断水は当初、9割近い約2万1000戸を見込んだが、宮城県広域水道からの受水量を増やし、最終的に約1万6600戸となった。17日中の復旧を目指す。

 市は午前7時に市内15カ所で応急給水を開始。杉の入小の給水所を訪れた団体職員早坂博喜さん(50)は「夕食や風呂の時間に間に合うように復旧してもらえると助かる」と期待した。

 塩釜市から給水を受ける多賀城市も約2600戸で断水が続いた。市は午前8時半、市内9カ所に給水所を設けた。

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら

企画特集

先頭に戻る