塩釜漁港の東防波堤、さらに60センチ傾く 地震影響か

 宮城県塩釜市の塩釜漁港にある東防波堤(全長約1400メートル)の一部が外洋側に傾いた問題で、宮城県は17日、海上から出ているコンクリート部分が最大約60センチさらに傾いたと明らかにした。宮城、福島両県で震度6強を記録した13日夜の地震が原因とみられる。

 傾斜部分の23・7メートルの撤去工事に今月中に着手する。

 県によると、傾きが大きくなったのは岸壁と並行に延びる約660メートル区間の一部。14日の現地調査で分かった。以前から約50センチずれていたため、撤去工事を3月に始める予定だったが、今月中に前倒しし4月上旬の完了を目指す。今月中にも再建工事の契約を業者と結び、12月の完成を見込む。

 17日の県議会2月定例会農林水産常任委員会で、県漁港復興推進室は「ワカメの養殖が行われている海域側に防波堤が傾いている。危険排除のため早期の工事に取り掛かりたい」と説明した。

 東防波堤は東日本大震災の津波で海底が削られた影響で、2019年4月には一部倒壊が判明した。県が進めていた145・2メートルでの復旧工事の完了は6月末にずれ込む予定。

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