被災した古文書「廃棄前に連絡を」 仙台のNPO呼び掛け

 宮城、福島両県を襲った13日夜の地震を受け、NPO法人宮城歴史資料保全ネットワーク(仙台市)が、被災した家屋に残る古文書などの救出や保全の活動を進めている。貴重な資料が災害で失われかねず、「廃棄する前にぜひ連絡してほしい」と呼び掛けている。
 対象は、被害があった地域全域。電話で相談を受けた上で、必要に応じてスタッフが現地に出向き、対処をサポートする。地震で古い文書や写真、道具などが破損したり、破れたふすまの下に古い文書が貼られているのが見つかったりする場合が想定され、スタッフが修復や保存活用の検討などに協力する。
 ネットワーク理事の平川新・東北大名誉教授(日本近世史)は「古文書などは地域の歴史の貴重な記録になる。今後の保管に心配がある場合なども相談してほしい」と強調する。
 ネットワークは2003年7月の宮城県連続地震をきっかけに結成された。歴史資料を災害から守る活動を続け、東日本大震災では古文書など約10万点の救済に当たった。連絡先は東北大災害科学国際研究所内の事務局022(752)2143。

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