震度6強1週間 塩釜・多賀城で断水全域解消

復旧した水道で食器を洗う野口さん

 13日夜の地震で仙台市青葉区の大倉川に油が流入した影響で、宮城県塩釜、多賀城両市で続いていた断水が19日午前6時半ごろ、全域で解消した。両市で最大約1万6600戸が断水したが、約61時間半ぶりに全戸への給水を再開した。塩釜市は同日正午に市内9カ所の給水所を閉鎖した。

 18日夜時点の復旧率は95・9%で、塩釜市楓町や杉の入の一部1077戸で断水が続いていた。市職員が各所の消火栓などで夜通し作業を続け、全面復旧にこぎ着けた。

 油の流入を受け、市全域が16日午後5時に断水した。その後、市が水道管に再び水を流したことでさびを含む赤色の水が発生。除去に想定以上の時間がかかったことから、県内外の自治体などから職員の応援を受けて復旧作業を進めた。

 佐藤光樹市長は「昼夜を問わず断水解消に取り組んだ皆さんに感謝する。同様の事態にどう対応するか、反省点を踏まえて改善していきたい」と話した。

 市内で飲食店「中華料理 松陽亭」を営む野口孝司さん(71)は19日午前6時半ごろに開店準備を始め、復旧した水を使ってコメを炊いたり、乾燥メンマを浸したりした。

 営業は3日ぶり。野口さんは「ずいぶん長く休んだ気がする。水のありがたさや営業できる幸せをかみしめ、週末に向けて頑張る」と意気込んだ。

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