震度6強から1週間 負傷者164人、被災住宅2888戸、被害額154億円

 宮城、福島両県で最大震度6強を記録した地震の発生から20日で1週間となる。両県の負傷者は計164人(うち重傷11人)、住宅被害は全壊20戸を含む計2888戸に達した。両県の概算被害額は公共土木施設を中心に、19日時点で約154億円に上る。沿岸部を中心に発生した断水は同日までに解消した。被災自治体は全容把握と生活復旧に向けた対応を急ぐ。

 宮城県によると、負傷者は18市町村の計63人(重傷6人、軽傷57人)。市町村別の内訳は仙台市の30人が最も多く、登米、大崎両市が各5人、白石市4人など。

 住宅被害は一部破損が295戸。うち山元町が172戸で、6割近くを占めた。8市町の計約3900戸で起きた断水は、全戸で解消した。

 施設内で被害が出た仙台市青葉区の荒巻学校給食センター、宮城野区の高砂学校給食センターは応急的な修繕が終了。単独調理校を含め、全市立学校で22日に給食の提供が再開される。

 福島県によると、負傷者は計101人で、うち重傷は5人。住宅は28市町村の計2593戸が被害を受けた。内訳は全壊20戸、半壊32戸、一部破損2541戸。半数を超える1300戸が新地町に集中した。

 両県では道路や河川のほか、漁港施設や農地でも被害が確認された。19日現在の被害額は宮城が85億4641万円、福島が69億3810万円となった。

 小此木八郎防災担当相は19日の閣議後記者会見で、激甚災害指定について「今のところ基準を満たす調査結果は挙がっていない」と説明。支援策を早急にまとめる方針を示した。

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