沿岸部の復興考える 28日に仙台・若林区防災シンポ、動画同時配信も

 東日本大震災から10年を前に、仙台市若林区は28日、被災した沿岸部のコミュニティー復興を考える「若林区防災シンポジウム」を区文化センターで開く。震災後の地域コミュニティーの変化、再生の過程を考察し、将来展望を語り合う。
 東北大災害科学国際研究所の佐藤翔輔准教授(災害伝承)がモデレーターとなり「若林区沿岸部にみるコミュニティーの復興と次代への展望」をテーマにパネル討論する。
 区沿岸部で農業を軸とした地域支援に取り組む一般社団法人「ReRoots(リルーツ)」代表理事の広瀬剛史氏、同区三本塚町内会長の小野吉信氏、同区荒浜出身で防災集団移転跡地に共同農園を開設する末永薫氏、荒浜地区で野菜を生産する平松希望氏ら6人がパネリストを務める。
 「語り継ぐ震災の記憶」と題した動画の上映もある。区中央市民センターが2013年、沿岸住民13人から被災当時の様子を聞き取り、まとめた冊子の一部を宮城教育大の学生が朗読劇にした映像を流す。同区の10年の歩みを写真で振り返るスライドショーもある。
 参加申し込みは既に定員50人に達した。当日はシンポジウムの様子を動画投稿サイト「ユーチューブ」で同時配信する。
 22日からは区の若手職員グループが企画したパネル展「2011・3・11~若林区のあのとき、そして、これから~」も区文化センター、仙台国際センター、区役所で順次開催する。
 連絡先は区民生活課022(282)1111。

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