酒田消防パワハラ自殺、1億1000万円賠償で遺族と組合が和解

 酒田地区広域行政組合消防本部の男性消防士=当時(20)=が2014年に自殺したのは救助訓練チームの指導役だった消防職員らのパワハラがあったためだとして、遺族が組合に約1億5000万円の損害賠償を求めた訴訟は24日、山形地裁鶴岡支部で和解が成立した。

 和解の内容は、組合が損害賠償金1億1000万円を支払い、救助訓練チームに加わる職員向けにパワハラに関する講習会を毎年開き内容をホームページに公開することなど。自殺の原因がパワハラだったと認めた第三者委員会の報告書を消防職員全員が読む機会を設けることも盛り込まれた。

 遺族は「和解内容として命日の献花や指導役の謝罪は断られたが、今後少しでも消防職員の方々が働きやすい職場になればとの思いで和解した」との談話を出した。

 組合管理者の丸山至酒田市長は「事件を風化させることなく、ハラスメントのない職場環境づくりに努力する」とコメントした。

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