「祈望の鐘」の音、鎮魂の海へ 七ヶ浜・菖蒲田海水浴場で法要

祭壇と海に向かって震災犠牲者を追悼した法要

 東日本大震災の犠牲者を追悼し、復興を祈願する法要が28日、宮城県七ケ浜町の菖蒲田海水浴場であった。震災の発生から今月11日で10年を迎えるのを前に、地元有志でつくる「セブン・ビーチ・プロジェクト実行委員会」などが企画した。

 岩手、宮城両県の僧侶ら17人が流木などで作った祭壇前に並び、般若心経を3度続けて読経した。住民らは海に向かって手を合わせ、祈りをささげた。

 呼び掛け人となった花渕浜地区の同性寺の渡辺俊邦副住職(33)は「一緒に祈り、明日につながる何かを感じてもらえたらうれしい」と話した。

 実行委は、宮城県塩釜市在住の写真家喜多直人さん(40)が鐘や流木で制作した祈りのモニュメント「祈望(きぼう)の鐘」を砂浜に設置した。今月末まで自由に打ち鳴らすことができる。

 砂浜の清掃もあり、寺沢薫町長ら約60人が参加。3月は毎日実施する計画で、時間は平日が午前6時半~7時、土日祝日は午前8時~8時半。

 実行委の久保田靖朗委員長(38)は「3月は祈りの1カ月。七ケ浜で海と向き合い、慰霊や未来へと向かう思いを感じてほしい」と呼び掛けた。

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