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災害と仙台 江戸時代・天保の古文書から(3)民の力 有力商人に支援要請

 飢饉(ききん)、地震、洪水と度重なる災害を受けた仙台藩。陸奥の大藩は経済に壊滅的打撃を受けた。

 1840(天保11)年に松島を旅した松坂商人の紀行文「陸奥日記」にはこうある。

 「仙台領で懐から金を出すと、人々は蠅(はえ)が血を見るように喜んだ」

 藩札(藩発行の紙幣)は信用されず、街から小判が消え、…

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