石巻市複合文化施設 4月に開館 昭和の旧北上川河口の街並みをイメージ

旧北上川河口にかつて広がった街並みをイメージした石巻市複合文化施設

 石巻市開成地区に整備された市複合文化施設が4月に開館するのを前に、市は5日、報道陣に内部を公開した。東日本大震災から間もなく10年。街並みが新たに生まれ変わる中、市民の心の復興に向けた文化芸術活動の拠点を目指す。

 鉄筋コンクリートなどの一部4階建てで、延べ床面積は1万3270平方メートル。津波被害を受けて解体された石巻文化センターと石巻市民会館の2施設の機能を統合した。総事業費は約130億円。

 外観は昭和初期の旧北上川河口の民家や倉庫をイメージ。内部は大ホール(1254席)と小ホール(300席)、市民ギャラリー、研修室に加え、常設、企画の各展示室などを設けた。内装は白が基調で、長さ約200メートルのロビーがホールや展示室などに通じる。

 11日に震災10年の市追悼式を開くほか、28日には開館記念として人間国宝の狂言師野村万作さんの舞台を上演する。市の担当者は「市民にとって待望の施設。多くの方が文化と芸術に親しむ場所にしたい」と話す。

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