旧粕川小、解体前に見学会 台風19号で被災 宮城・大郷

旧粕川小を訪れた卒業生ら

 2019年10月の台風19号豪雨で被災した宮城県大郷町粕川の旧粕川小が解体されるのを前に、町は12日、校舎の見学会を始めた。14日まで。

 旧粕川小は1873(明治6)年開校し、2012年に町内4小学校の統合に伴い閉校。その後、障害児向けの放課後等デイサービス施設などとして利用されたが、台風時に近くの吉田川堤防が決壊、濁流が押し寄せ約2.1メートル浸水した。

 見学に訪れた卒業生の住民や元教員は被災の痕が残る校舎や体育館を見て回り、地域のシンボルでもあった学びやの思い出に浸った。

 地元・中粕川行政区長の赤間正さん(70)は「被災した周囲の家も解体されて更地が広がり、寂しい」と話した。農業高橋浩さん(58)は「改めて被害の大きさを実感した。被災状況を見ることで水害への備えにもなる」と語った。

 旧粕川小は堤防拡幅用地に含まれたため解体が決まり、工事は10月をめどに完了を予定する。校歌板や校章などは近くに建設予定のコミュニティーセンターに保存するという。

 午前9時~午後3時。自由に見学できる。

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