山形大・研究センター放火未遂 工学部長「行為者の調査しない」

 山形大有機エレクトロニクス研究センター(米沢市)で昨年あった火災に関し、米沢署が現住建造物等放火未遂の疑いで男性1人を12日に書類送検したことを受け、山形大の中島健介工学部長は17日、米沢キャンパス(同)であった定例記者会見で「今後、行為者を特定する調査は行わない」と述べた。センターで問題化したパワーハラスメントと火災との関連は「承知していない」と話した。

 中島工学部長は「(容疑の)男性は既に死亡したと警察から報告があった」と述べた上で、男性が大学関係者か否かは「確認していない」と説明。「事件を深刻に受け止める」と話し、再発防止策を講じる方針を示した。関係者への聞き取りは実施しない見通し。

 火災は昨年6月に発生。ごみ箱や壁の一部などが焼け、男性職員3人が軽傷を負った。大学によると復旧費は約1億4400万円。

 関係者によると、センターの男性研究員が火災の数日後に遺体で発見され、自殺とみられている。山形大職員組合は昨年11月、男性研究員が上司からパワハラを受けていたと発表した。

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