女川3号機、地震で異物落下 東北電社長「再発防止を徹底する」

 東北電力の樋口康二郎社長は24日の定例記者会見で、2月13日と今月20日に発生した地震の影響で女川原発3号機(宮城県女川町、石巻市)の使用済み核燃料プールに異物が落下したことについて「自治体や地域の皆さまにご心配をお掛けした。燃料集合体への影響はないが、再発防止を徹底する」と陳謝した。

 東北電によると、原子炉建屋3階の天井付近に設置している点検用足場から、ボルトや金属片などが落ちた。今後は養生シートでプールを覆った上で足場を撤去し、水中カメラを使うなどして落下物を回収する。2月の地震後、落下物対策としてシートの準備を進めていたが、今月の地震に間に合わなかったという。

 樋口社長は東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の核物質防護不備問題にも触れた。東北電の原発では同様の事案はないとした上で「原発では核セキュリティーの観点から厳格なルールの順守が求められる。他山の石として、引き続き万全を期す」と強調した。

 水戸地裁が18日、日本原子力発電東海第2原発(茨城県)の避難計画の不備を理由に運転を認めなかった判決に関しては「審理の動向を注視する。原子力事業者は皆さまからのご理解が何よりも重要。これまでの取り組みについてしっかりと説明していくことが肝要だ」と述べた。

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