涌谷保育園パワハラ問題、和解へ折り合わず 第1回労働審判

 涌谷保育園(涌谷町)を経営する社会福祉法人涌谷みぎわ会の理事長からパワーハラスメントを受けたとして、同園を退職した保育士ら元職員12人が退職を余儀なくされた精神的苦痛への慰謝料など計約2600万円の損害賠償を求めた労働審判の第1回期日が29日、仙台地裁であった。
 元職員側によると、法人側は書面で、違法なパワハラ行為はなかったとの認識を示した。この日は和解に向けた協議をし、折り合わなかったという。協議は今後も続けられる。
 申し立てによると、理事長は園長に就いた2015年4月から20年3月、職員を大声で威嚇して問い詰めたり、特定の職員を無視したりしたとされ、パワハラにより適応障害と診断された職員もいたという。
 職員は労働組合を結成。団体交渉で十分な説明を受けられなかったなどとして、20年3月末に組合員が退職届を提出。理事長が園長を辞職することを条件に、一度は退職を撤回した。理事長はその後、園の施設管理者となり、同11月、申立人を含む17人が退職した。

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