13人で大学入学式 コロナ下2度目の新年度

新型コロナ対策として屋外で開かれたユアテックの入社式=仙台市泉区のユアテックスタジアム仙台
アイリスオーヤマの入社式で大山晃弘社長(右)に抱負を語る伊藤さん
東洋ワークの入社式で新入社員を代表して決意表明する平田さん
キオクシア岩手の入社式に臨む新入社員

 昨年度に続き新型コロナウイルスの渦中で新年度が始まった1日、東北では新社会人や新入生が各地で入社式、入学式に臨んだ。屋外への会場設定や参加者の絞り込みなど、さまざまな感染防止策が取られる中、若者が新たな一歩を踏み出した。

 東北学院大は、仙台市青葉区の土樋キャンパスで入学式を行った。予定していた太白区の市体育館から会場を変更。新入生の出席は代表13人に絞った。

 本年度の新入生は6学部の2761人と6研究科の大学院生46人の計2807人。大西晴樹学長は「困難な時代だからこそ教養と専門的な知識を身に付け、責任ある行動を取れる人になる必要がある」と励ました。

 新入生のあいさつで、文学部教育学科の久保舞子さん(18)=仙台市泉区=は「広い視野を獲得し、社会で必要となる人材になる」と誓った。法学部法律学科の岡村琉惟(るい)さん(18)=同=は「学びを通じて優れた知識、聡明(そうめい)さを身に付けたい」と述べた。

 式の様子は大学のホームページで動画配信され、直接参加できなかった入学生や保護者らが視聴した。授業は8日に始まり、4月中は原則オンラインで実施される。

 新型コロナの影響で、宮城県内の大学では東北大や東北福祉大、宮城学院大などの入学式が延期された。

東北の企業、新入社員迎える

 ユアテックは命名権を持つユアテックスタジアム仙台(仙台市泉区)で入社式を開催した。例年は仙台市宮城野区の本社で開くが、密を避けるため屋外を会場とした。

 佐竹勤社長は「頭と体でどこまで学ぶことができるかが皆さんの向こう1年の勝負になる」と激励。新入社員125人を代表して日名晴輝さん(22)は「多くの壁に突き当たるだろうが、同期たちと励まし合いながら前に進む」と誓った。

 昨年度、4月の入社式を見送った東北電力と東北電力ネットワークは、青葉区の東北電本店で合同開催した。辞令交付をやめ、例年の半分の30分程度に短縮。新入社員計284人は、事前の抗原検査で陰性を確認した。

 人材強化を図るアイリスオーヤマグループの新入社員は過去最多の651人。全員参加の入社式を仙台国際センター(青葉区)で開催予定だったが、感染拡大防止のため会場を角田市の拠点施設に変更した。拠点内に複数会場を設け、式を3回に分けた。

 大山健太郎会長はコロナ流行後にマスクの国内生産に踏み切り、成長につなげた経緯を紹介。「ビッグチェンジはビッグチャンス。高い志で常に前向きに行動することが、社会貢献につながる」と期待した。

 人材派遣業の東洋ワークはグループで468人が入社。新入社員全員に抗原検査を実施し、全国27カ所に分散して入社式を開いた。

 青葉区の本社では東洋ワークの猪又明美社長が「次世代のサービスを作り上げ、皆さんと新しい道を切り開きたい」と訴え、山形営業所配属の平田琴巳さん(22)が「プロとして一日も早く信頼を得られるよう努力する」と述べた。

 半導体大手キオクシアの北上工場(北上市)は1棟目で生産を開始し、製造ラインを拡大しながら2棟目の建設準備も始まった。運営する現地子会社キオクシア岩手の入社式には115人が出席し、古川来愛(らいあ)さん(18)が「さまざまな分野で経験を積み、地域社会にも貢献したい」と意気込みを語った。

河北新報のメルマガ登録はこちら
新型コロナ関連

企画特集

先頭に戻る