新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」が5日、宮城県で適用される。既に1年余り、出口が見えないコロナ禍。猫の目のように変わる施策。東北一の歓楽街、仙台市青葉区の国分町からは「耐えるしかないが、もう街は限界」と悲痛な声が上がる。
国分町2丁目の「Bar Road(バー ロード)」は2日、1週間ぶりに店を開けた。午後5時すぎ、訪れたのは常連の男性。「去年の11月以来かな」「お久しぶりです」。迎え入れた二郷愛さん(45)の顔がほころぶ。
伯母と母から継いだ1969年創業の老舗を、いとこの誠さん(41)と切り盛りする。宮城県と仙台市による独自の緊急事態宣言下で時短要請が出た3月25日以降は、予約営業に切り替えた。前回開店できた同26日も客は予約した常連客1人だけだった。
今回の措置が適用されると、営業時間は従来の時短要請より1時間早い午後8時まで、酒類提供は午後7時までとなる。「それじゃ乾杯もできない」。愛さんは完全休業を考えている。
現行の時短で客足はほぼ絶えた。家賃支払い、自分たちの給与も厳しい。周囲では3月末で閉めた店も少なくない。誠さんが言う。「このままじゃ、コロナが収束しても街は終わってしまう」
昨年12月から2月上旬、3月からと相次ぐ時短要請、そして急転直下の「まん延防止」適用-。愛さんが語気を強める。「県と市は国の出方に踊らされている。強いリーダーシップで発信してほしい。『緩く長く』ではなく、ロックダウン(都市封鎖)など『短く強い』対策なら回復も早い。そう思って1年がたつけど…」
東日本大震災後で休業した際は日々、前を向けた。終わりのないコロナ禍。「職場とも家とも違う、憩いの場所。お客さんのためにも、何とか続けたい」と愛さん。自らに言い聞かせるように語った。
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