新型コロナウイルスの感染急拡大に伴う「まん延防止等重点措置」の宮城県への適用が5日、始まった。仙台市内の飲食店を対象とした時短要請がさらに強まり、要請範囲は同市以外に拡大。休業を選ぶ店も増え、終わりの見えない消耗戦が続く。不要不急の外出や移動の自粛が求められ、大型連休を控えた観光業界も影響は免れない。
JR仙台駅前の居酒屋「蔵の庄総本店」(仙台市青葉区中央)の160席ある店内は閑散としていた。来店客は3組4人。午後6時45分ごろに酒類のラストオーダーを取り始め、すぐに終わった。
5日から仙台市内の飲食店への時短営業の要請はこれまでより1時間早い午後8時(酒類の提供は午後7時)までとなり、仙台市以外でも午後9時までの要請が始まった。坂上剛士店長(41)は「仕事帰りの来店客が見込めず、つらい状況だが、足並みをそろえないとどうにもならない」と受け止める。
週2回訪れるという青葉区の60代男性は「寂しくなって店の方が心配だ」と不安そうに語った。
経営するサンワ・レストラン・クリエイツ(仙台市)は同店など時短の3店を残し、6店は休業。「客の入りも芳しくなく、人件費や食材、水道光熱費がかかる」と担当者は明かす。
青葉区国分町の創業37年のバー「レトロ バックページ」は、重点措置期間中の予約のみの営業を決めた。大内兵司社長は「午後9時まででも客は1、2組で、8時ではますます来ない。感染が収まるのを期待するしかない」と語る。
今回の措置で、仙台市以外の市町村の店舗も時短要請の対象となる。石巻市羽黒町の「スナックさざなみ」の店主関東和子さん(72)は「収束は簡単ではない。店を開けていても街に人出はほとんどなく、要請は仕方ない」と語る。
市内の約40事業者が加盟する県社交飲食業生活衛生同業組合の石巻支部長も務める。「どこの事業者も自分の店からは感染者を出さないよう気を付けている」と話した。
多賀城市の居酒屋「美彩ダイニング湯田」は、5月5日までの臨時休業を決めた。3月に県と仙台市による独自の緊急事態宣言が出て以降、客足が半分以下に激減。店を開けることで発生する光熱費や人件費を賄えないためだという。
オーナーの湯田伸一さん(60)は「協力金のおかげで廃業せずに済む。休業は常連客に申し訳ないが、感染拡大防止のためにもプラスになる」と時短要請に一定の理解を示した。
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