ミンククジラの生肉、今季初入荷 宮城・石巻の魚市場

競りを前に赤肉の色味を確かめて回る仲買人=5日午前5時50分ごろ、宮城県石巻市の石巻魚市場

 宮城県石巻市の鮎川港に水揚げされた商業捕鯨のミンククジラの生肉が5日、市内の石巻魚市場に入荷した。地元産の鯨肉が今季初めて場内に並び、多くの仲買人が買い求めた。

 競りにかけられたのは、3日に捕鯨会社の鮎川捕鯨(石巻市)が仙台湾沖で捕獲した雄のミンク肉計258キロ。主要部位の赤肉は約2キロごとに箱詰めされ、仲買人が色味や柔らかさを確かめた。赤肉は1キロ当たり2200~4300円の値が付き、平均2761円と相場より2割ほど安かった。

 新型コロナウイルス禍の影響で業務筋の買い付けが伸び悩む一方、家庭内消費向けの需要は高まった。魚市場の佐々木茂樹社長は「魚屋を中心に一般消費者を想定した仕入れが多かった。鮮度は申し分なく、ぜひお店で買って家庭で楽しんでほしい」と語った。

 正午すぎには市内の鮮魚店やスーパーに鯨肉が並んだ。地元スーパー「あいのや」で赤肉を購入した主婦阿部千佳子さん(40)は「商業捕鯨が始まってからクジラが定期的にスーパーに並ぶようになってうれしい。色味も良く、子どもに食べさせたい」と話した。

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