新型コロナウイルスワクチン接種を巡り、高齢者の問い合わせが殺到する仙台市のコールセンターに不満が噴出している。接種券が届いたものの開始時期や接種会場の案内がなく、コールセンターに電話すると、ナビダイヤルで通話料を取られるためだ。連絡した高齢者は「市の説明が不十分なのに、なぜわれわれが通話料を負担しなければならないのか」と怒っている。
市によると、問い合わせは接種券が届いた1日以降に急増。1〜6日に計1万2639件が寄せられ、このうち5、6日の2日間が5898件を占めた。接種予約の開始時期、予約の方法、接種会場の質問が圧倒的に多いという。
市はコールセンターにナビダイヤルを採用。固定電話でかけると、180秒ごとに9・35円と市内通話と同程度の通話料が発生し、携帯電話からは99円と約10倍の料金が取られる。
市の説明では、通話料無料のフリーダイヤルの場合、電話回線の開設者が料金を負担するため税金を使うことになる。ワクチン接種はあくまでも希望者の任意で、受けない人もいるとみられ、税金を公平に使う観点から通話料負担は難しいと判断し、ナビダイヤルを選択したという。
ベテラン市議は「接種券と一緒に送った資料にも詳細の記載はなく、問い合わせる高齢者は多いだろう。オペレーターにつながるまでの時間も料金がかかる。市民に負担のない形にすべきだ」と改善を指摘した。
全国20政令市のワクチン接種コールセンターのうち、フリーダイヤルを採用するのは千葉、横浜、浜松、岡山の4市。仙台を含む残る16市はナビダイヤルか固定電話を利用している。
仙台市ワクチン接種推進室の担当者は「説明が足りず申し訳ないが、ナビダイヤルは継続する。接種時期や会場などの情報は、さまざまな媒体を通じて市民に発信していく」と理解を求めた。コールセンターは(0570)055670。
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