コロナ差別反対、後輩につなぐ 卒業生がシトラスリボン製作

鈴木校長(左)にシトラスリボンを手渡す卒業生
卒業生が作ったストラップ型のシトラスリボン

 新型コロナウイルス感染が急拡大する中、感染者や医療関係者らを差別しない「シトラスリボンプロジェクト」に賛同した宮城県登米市米山中の卒業生有志が6日、自分たちで作ったリボンを在校生に贈った。生徒らは「思いやりのある地域の実現に向け、自分たちができることをしたい」と話し、今後も活動を続ける。

 シトラスリボンを作ったのは、常盤木学園高3年佐竹ももはさん(17)=登米市=ら同中の卒業生6人。全校生徒229人分のストラップ型リボンを携えて中学校を訪れ、鈴木光之校長に手渡した。

 登米市内でも新型コロナ感染の報告が相次ぎ、佐竹さんは「コロナ禍で自分にできることはないか」と模索していた。母親からプロジェクトの存在を聞き、中学生時代の友人らにリボン作製の協力を呼び掛けたという。

 新学期に間に合うように、2日から活動を開始。参加した登米高3年の鈴木伽野(かや)さん(17)=同=は「たくさんのリボンを結び親指が痛くなったが、届けられてよかった。通学かばんや携帯電話に付けて『差別は許さない』というメッセージを示してほしい」と話した。

 鈴木校長は「卒業生が社会に目を向けて活動する姿は頼もしい。在校生にリボンを配り、先輩たちの思いを伝えたい」と話した。

 生徒らは市内の病院や別の学校にもシトラスリボンを届けるため、活動を継続するという。

 シトラスリボンプロジェクトは昨年4月、愛媛県の市民グループの呼び掛けで始まった。新型コロナ感染者への偏見や差別をなくし、医療関係者らへの感謝を示すシンボルとして全国的に広がっている。

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