「8歳の震災」と成長、気仙沼の18歳語る

動画で震災について語る高校生(中央)

 中高生の学習支援などに取り組む宮城県気仙沼市の一般社団法人「まるオフィス」は、市内の高校生へのインタビュー動画「8歳の震災、18歳の未来」を制作した。東日本大震災から10年が過ぎた気仙沼を、小学校低学年で被災し、街の復興とともに成長した若者の姿で伝えようと企画した。

 高校2、3年生計6人に、「震災を覚えているか」「震災で気付いたこと」などを問い掛けた。「震災があったから人や地域のために何かしたいと思えた」「復興というより、新しい街をつくる感覚」「今、気仙沼の10代が『アツい』」などの声が上がった。

 津波で自宅を失った経験から語り部活動に取り組む男子生徒の思いや、震災直後、復興支援で市内であったプロの演劇公演に感動し、気仙沼に劇団を創設する夢を抱いた女子生徒の姿も収められている。

 まるオフィスの加藤拓馬代表理事(32)は「(街の復興とともに育ってきた)『復興ネーティブ』世代が、不自由を強いられながらも震災後のまちづくりに関わり、愛郷心や前向きさが育まれた」と分析。「支援で訪れた人々にも震災10年の気仙沼を感じてほしい」と話す。

 見どころを集めた約6分の本編と、15分前後のノーカット版5本がある。動画投稿サイト「ユーチューブ」のチャンネル「まるゼミTV」で公開している。

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