「仙台市電」が昭和演出 西武園ゆうえんちリニューアルへ

リニューアル開業する園内イメージ。左下が旧仙台市電の車両(西武園ゆうえんち提供)  
長崎市の浦上車庫に停車する旧仙台市電の車両=2007年9月(高橋敏昭さん撮影)

 全面リニューアル中の西武園ゆうえんち(埼玉県所沢市)は13日、旧仙台市電の車両を目玉アイテムの一つとして5月19日に開業すると発表した。1976年3月末の市電廃止後、長崎市内で活躍した最後の1両。現役を退いた後も解体を免れた車両は、60年代の東京の下町を再現した園内のムード演出に活用される。
 車両はエントランス前に置かれ、来園者を昭和半ばの商店街の雰囲気にいざなう。ベージュ、オレンジ、緑の3色の車体は、「都電カラー」として親しまれた赤の横ラインが入ったクリーム色に塗り直す。
 都内のホテルで記者会見したマーケティング課の高橋亜利課長は「昭和の時代に走っていた本物の車両を展示し、来園者をノスタルジックな園内の世界観に巻き込みたい。新型コロナウイルスが収束したら、ぜひ仙台から多くの人に見に来てもらいたい」と話した。
 車両は新潟鉄工所(東京)が52年7月に製造。車体は長さ11・4メートル、幅2・2メートル、高さ3・7メートル。14トン。座席28、立ち席56で定員は84人だった。老朽化のため2019年3月末に現役を引退し、長崎電気軌道(長崎市)が今年2月に同ゆうえんちに譲渡した。

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら

秋季高校野球宮城大会 勝ち上がり▶


企画特集

先頭に戻る