乳頭温泉郷や角館、筆談できる施設は? 聴覚障害者向けにマップ

仙北市で配布している聴覚障害者向けの観光マップ

 秋田県仙北市内の手話通訳者や観光関係者らでつくる「聴覚障がい者のための観光マップを作ろう会」が聴覚障害者向けの観光マップを作製した。乳頭温泉郷や角館の武家屋敷などの観光地を紹介するほか、筆談対応を示す「耳マーク」のある施設を掲載。3月から市役所や観光地などで無料配布している。
 A4判、全19ページ。耳マークを掲示した観光施設や飲食店など市内の116カ所を紹介した。裏表紙には「駅」や「いくつですか?」などの単語や数字を載せ、指し示すだけで会話ができるようにした。
 会は2019年設立で会員は12人。20年3月に田沢湖・西木地区、同4月に角館地区の耳マークを記したリーフレットを作り、今回は市内全域を対象にした。
 20年9月にはワークショップを開催。聴覚障害者からは「簡単な筆談でのコミュニケーションで十分」「観光地で筆談対応の店が分かれば入りやすい」といった声をマップに反映させた。
 活動を通し、発足当初は65カ所だった市内の耳マーク掲示施設は今年3月には128カ所に増えた。マップに掲載しきれなかった施設もある。マップは2000部作成し、市のホームページで見ることもできる。
 事務局の小田島広仁さん(53)は「マップが聴覚障害者の楽しい旅のお供になればうれしい。耳マークが他の地域にも広がることを願う」と話した。

関連タグ

河北新報のメルマガ登録はこちら

第68回春季東北地区高校野球
宮城大会 勝ち上がり表

企画特集

先頭に戻る