陸前高田の街並み CGで再現 「街歩き風」の動画公開

CGで再現された陸前高田市の街並み

 東日本大震災で被災した住宅を画像で復元する活動を続ける東京都武蔵野市の建築専門イラストレーター阿部雅治さん(71)が、津波で失われた陸前高田市の街並みをCGで再現した。震災10年に合わせて、動画投稿サイト「ユーチューブ」に公開した。

 CGは鉄道が走っていた頃のJR大船渡線のノスタルジックな木造の陸前高田駅舎や、担々麺が人気だった「中華食堂 熊谷」、和菓子店「小泉屋」など商店が連なる駅前のたたずまいを立体的に再現。2分前後の動画4本に仕上げた。かつての街を歩く速さで散策する雰囲気が味わえる。

 ユーチューブで「想い出パース」をキーワード検索すれば見られる。

 震災後、阿部さんは「自分の専門技術で被災者を勇気づけたい」と、被災者から聞き取った情報などを基に被災家屋をCGで復元し、カラー印刷した画像を無料で被災者に贈る活動を続けている。これまで岩手、宮城両県の22軒のほか、熊本地震(2016年)と西日本豪雨(18年)の被災家屋28軒も手掛けた。

 阿部さんは「津波やその後の復興事業で被災前の街並みを思い出すことが難しくなったと思うが、CGが思い出を手繰り寄せる手助けになれば」と話す。

 台風19号(19年)で被災した宮城県南からの依頼も受け付けている。連絡先は阿部さん0422(77)8522、電子メールabe@rendering.sakura.ne.jp

陸前高田駅「想い出パース」ウォークスルー
河北新報のメルマガ登録はこちら
3.11大震災

復興再興

あの日から

復興の歩み


企画特集

先頭に戻る