寒河江のシャルドネ、深~い白ワインに 農家支援の第2弾

全国からの支援で生まれた白ワイン「サガエプレリュード」

 山形県有数のブドウ産地・寒河江市で収穫したシャルドネを100%使った白ワイン「サガエプレリュード」が完成した。市と地元事業者が、新型コロナウイルス感染拡大で需要減に苦しむブドウ農家を支援する事業の第2弾。支援金を寄せた全国各地の人々への返礼品に活用するほか、市は婚姻届を提出したカップルに第1、2弾いずれかの白ワインを贈呈する。

 サガエプレリュードは同市の酒蔵、千代寿虎屋がシャルドネ10トンを使い、関連会社の月山トラヤワイナリー(西川町)で1万本を生産した。発酵後に沈殿する酵母のおりに含まれるアミノ酸を取り込むシュール・リー製法で、深みのある辛口に仕上げた。すっきりとした飲み口で、魚介類や和食にも合うという。

 市内産シャルドネはこれまで県内外のワイナリーに出荷されてきたが、コロナ下の飲食店の営業自粛で需要が落ち込み、売り先の多くを失った。

 シャルドネを含むブドウ生産者を支援するため、市は昨年9~12月、ふるさと納税とクラウドファンディング(CF)で全国1582人から約3670万円を集め、一部をブドウ購入費の補助に充当。デラウェア20トンを同市の丸松青果が購入し、第1弾のワイン「サガエエトワール」として1月末に発売した。

 第2弾「サガエプレリュード」の発売は今月6日。醸造した千代寿虎屋の大沼寿洋社長は「支援のおかげで継続的にブドウを生産できる。寒河江のワインをPRするきっかけになればいい」と話す。

 1万本のうち9000本を寄付への返礼などとし、残る1000本は市内のスーパーや酒店で販売する。1本720ミリリットルで1980円。同社は今後も年に2000本ほどを生産する予定という。

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