高齢者ワクチン接種、仙台でも まず特養入所者らから

仙台で高齢者へのワクチン接種始まる

 65歳以上の高齢者への新型コロナウイルスワクチン接種が20日、仙台市で始まった。約27万人が対象で、特別養護老人ホームなどの入所者と職員を優先する。高齢者の一般接種は5月中旬以降の開始を見込むが、ワクチン供給量に左右される。

 初日は青葉区の特養ホーム「アルテイル宮町」で接種が行われた。82~96歳の入所者10人はそれぞれの居室内で、29~62歳の職員12人は集会室で受けた。

 予診票に記入し、血圧測定や検温、嘱託医の問診の後で看護師が接種。15分間、体調変化を観察した。接種後、体調不良を訴えた入所者や職員はいなかった。

 介護士の村上まどかさん(29)は「入所者を感染させてしまったら、どうしようという不安があった。ワクチンは職員と入所者の安心につながる」と話した。

 アルテイル宮町は入所者32人、職員53人の全員の2回接種を6月中旬までに終える方針。運営する社会福祉法人「青葉福祉会」の庄子清典理事長(62)は「家族との面会も制限している。入所者が大切な人と触れ合う時間を持てるようになればいい」と期待した。

 市によると、ワクチンは5月上旬までに計45箱(4万3875回分)を確保でき、特養入所者や職員の接種にめどが立った。だが、5月中旬以降の供給スケジュールが不明で、一般高齢者の個別、集団接種の開始時期は見通せないという。

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