「アラバキ、今は開催しないで」 地元の町議会が延期を要望

2019年4月に開かれたアラバキ=川崎町の国営みちのく杜の湖畔公園

 宮城県川崎町の国営みちのく杜の湖畔公園で4月30日~5月2日に開かれる東北最大級の野外音楽フェス「ARABAKI ROCK FEST(アラバキ)」について、町議会の総意で開催延期の要望書を小山修作町長に提出していたことが21日、分かった。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、全国から人が集まるイベントだけに、町民の不安が増していることを理由に挙げる。

 要望書は12日付で、真壁範幸議長名で提出された。内容は「感染力の強い変異株が広がり、県内で『まん延防止等重点措置』の適用期間中にもかかわらず、若者を中心に全国から最大5000人が集まるイベント開催に町民の不安が広がっている」との趣旨になっている。

 2019年は2日間で約5万8000人が来場したが、昨年は新型コロナの感染拡大を受けて中止にした。今年は3日間、公園内で原則キャンプをする形を取り、全期間通して参加者を5000人に制限する。入場時に関係者を含め全員の抗原検査など感染予防対策を行う。

 小山町長は、取材に「町民から不安の声が多いのは事実だが、アラバキは長年、町を勇気づけてくれたイベント。主催者と交渉を重ね、来場者全員の抗原検査実施を受け入れてもらった。開催について理解をお願いしたい」と話した。

 町は23日、町民向けに開催に至った経緯などを記した文書を各戸に配布するとともに、ホームページにも掲載する。

河北新報のメルマガ登録はこちら
新型コロナ関連

企画特集

先頭に戻る