福島の鮮魚、特急ひたちで東京へ 品川駅構内の飲食店で提供

特急列車に福島県産鮮魚を積み込むJRの関連会社職員=21日午後1時5分ごろ、いわき駅

 福島県漁連は21日、JR常磐線の特急列車を活用したいわき市産鮮魚の試験輸送を実施した。3月の高速バスに続く試みで、販路拡大に向けて即日輸送の効果を確かめる。

 同市平の沼ノ内漁港で同日朝に水揚げされたヒラメとメバル計16・7キロが箱詰めされ、午後1時23分いわき駅発の特急ひたちに積み込まれた。午後4時前に品川駅に到着し、駅構内の飲食店などに届けられた。

 県内の沿岸漁業は東京電力福島第1原発事故後続けてきた試験操業を3月末に終え、本格操業を目指す移行期間に入った。失った販路の回復と拡大が課題となっており、県漁連がJR東日本、農林中央金庫と連携して試行した。

 いわき駅の渡辺治幸駅長は「速達性、定時性が鉄道のメリットだ。地域ブランドの魚を新鮮な状態で運べると思う」と話した。県漁連の担当者は「安全で鮮度のいい魚を届け、流通量の拡大につなげたい」と期待した。

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