新型コロナ ワクチン接種、宮城県内各地で本格化

ワクチン接種を受ける高齢者

岩沼市、高齢者予約制で 

集団接種の流れを確認した模擬訓練=26日、七ケ浜町武道館

 宮城県岩沼市は26日、高齢者に対する新型コロナウイルスワクチンの集団接種を市民体育センターで始めた。

 接種を受けたのは230人で、うち90歳以上の市民が226人。他の4人は会場内の医療従事者らで、余ったワクチンを有効活用した。同市の無職芳賀昭蔵さん(91)は「思ったより簡単で痛くない。接種できて一安心だ」と話した。市によると、副反応を訴えた人はいなかった。

 市の集団接種は28日も行われる。以降はワクチンの供給量に応じ、生年月日で区切って順次、予約を受け付ける。市は集団接種を受ける65歳以上の市民らを対象に、自宅と会場の間の移動を支援するため、片道500円のタクシー料金を補助する。

3市町、施設入所者ら優先 

<白石> 
 白石市は26日、五つの高齢者施設で新型コロナウイルスのワクチン接種を始めた。6月下旬までに市内15施設の高齢者約600人と施設スタッフ約500人の優先接種を進める。

 高齢者の集団接種は5月末の開始となる見通し。市新型コロナウイルスワクチン接種対策室の担当者は「初日はワクチンの配送などで滞ることなく、接種後の問題報告もなかった。今後も準備を整え、万全の態勢で臨む」と語った。

<角田> 
 角田市は26日、市内の高齢者施設で新型コロナウイルスワクチンの接種を開始した。高齢者約600人と職員を対象とし、16施設で順次進める。一般の高齢者約1万人への集団、個別接種は5月下旬に始める見通し。

<美里> 
 美里町は26日、高齢者施設の入所者約620人と職員を対象にした新型コロナウイルスワクチンの接種を始めた。

 初日は特別養護老人ホーム「いなほの里」とサービス付き高齢者向け住宅「福寿の家きたうら」の45人が接種。副反応などの報告は入っていない。町内の高齢者施設26カ所は順次接種を進める。

 一般の高齢者は5月10日に集団接種と個別接種を始め、22日までに1090人分を接種する。5月末以降は集団接種会場まで送迎バスを運行する。

七ヶ浜町、訓練で課題確認

 七ケ浜町は26日、新型コロナウイルスワクチンの集団接種に備えた模擬訓練を、実際の会場となる町武道館で実施した。5月11日に65歳以上の町民への接種を始める。

 職員や接種者役の町民ら約50人が参加。予診票の受け付けからワクチン接種、体調観察に至る流れを確認した。20人の接種に約40分かかった。

 接種後に体調不良者が出た場合も想定。医師らが救護した後に職員が119番し、駆け付けた七ケ浜消防署の救急隊員に引き渡す訓練にも取り組んだ。

 町は1日約80~120人の接種を行う計画で、1人2回の接種を8月1日までに終える方針。健康福祉課の渡辺文昭課長は「会場レイアウトや動線に改善点が見つかった。床に案内サインを貼るなどの準備を進めて本番に備えたい」と話した。

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