「大人の証し」のワイン、中学生の時に収穫したブドウで

受け取ったワインを手に、中学時代の思い出を語り合う新成人

 山形県朝日町の成人式が29日に行われ、新成人が中学3年の時に学校行事で収穫したブドウで醸造された赤ワインが、5年の時を経て贈られた。
 同町の創遊館であった式典には、対象の60人のうち36人が参加。町の第三セクター「朝日町ワイン」社長の鈴木浩幸町長が、代表に720ミリリットルのボトルを手渡した。ラベルには収穫体験の際に各自が描いたイラストが貼られている。
 ワインを受け取った仙台市の会社員伊藤瑞樹さん(20)は「収穫した当時は20歳になることすら想像できなかったが、年月がたったと思うと感慨深い。育ててくれた感謝を込め、家族と飲みたい」と喜んだ。
 朝日町ワインは2002年から、ブドウの収穫体験に町内の中学3年生の親子を受け入れている。今年の新成人は15年10月、ワイン工場敷地内の畑で専用品種のメルローを収穫した。
 鈴木町長は「自分たちの町に世界に誇れるワインがあることを知ってもらい、魅力を周囲の友人など若い人たちに発信してほしい」と話した。

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