双葉に新成人集う 「10年間 町を忘れず」 原発事故後 初の式典

古里への思いを新たにした新成人

 東京電力福島第1原発事故に伴う住民避難が続く福島県双葉町で1日、成人式があった。原発事故後、初めて町内で開催され、新成人が古里で復興への思いを新たにした。

 新成人62人のうち、19人が参加。会社員落合晃輝さん(20)=会津若松市=と保育士半谷愛さん(20)=宇都宮市=が「10年間、町を忘れることはなかった。双葉町民としての誇りを持ち、自分たちにできることで町に貢献したい」と誓いの言葉を述べた。

 同町の成人式は今年1月にいわき市で開かれる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期になった。実行委員会の意向で昨年10月に町内に開業した産業交流センターを会場にすることが決まり、感染防止対策を講じて開催した。

 実行委員長を務めた大学3年生石井美有さん(20)=東京都=は「古里への思いは強くなるばかりだった。次の世代として行動することが私たちの責任であり、私たちにしかできないことだ」と語った。

 伊沢史朗町長は式辞で「町内で成人式が開催できたことは、町が復興への道を着実に歩んでいることの証しだ。多くの困難を乗り越えて成長した皆さんには町との関わりを持ち続けてほしい」と期待した。

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