「献血は『不要不急』じゃありません」 連休中も協力呼び掛け

感染対策を徹底した施設で献血する男性=4月30日、杜の都献血ルームAOBA

 新型コロナウイルスの感染拡大で、輸血用の血液不足が懸念されている。宮城県と仙台市が3月、独自の緊急事態宣言を出し、企業や学校で献血の機会が減ったことが要因の一つとみられる。まん延防止等重点措置が11日まで続き、大型連休中もピンチを招く恐れがある。県赤十字血液センターは「献血は不要不急の外出に当たらない」と協力を呼び掛けている。
 県内の献血について達成率の推移はグラフの通り。3月に県内で献血したのは4828人、輸血用血液の安定供給に必要と見込んだ5170人に対する達成率は93・4%。4月は28日時点で4589人が献血し、達成率は96・5%にとどまっている。
 センターによると、企業や学校を回る献血バスは、テレワークやオンライン授業への切り替えで実績が振るわないという。
 仙台市中心部2カ所の献血ルームでは検温、換気といった対策を徹底し、協力者の密を避けるため予約を勧める。
 青葉区の「杜の都献血ルームAOBA」を4月30日に訪れた男性(49)は昨年、競泳女子の池江璃花子選手が献血への協力を呼び掛けていたのを契機に、定期的に通うようになった。「献血ルームは感染対策がしっかりしているので安心。次回の予約をして帰る」と話した。
 センターの担当者は「多くの人々の継続的な献血の協力で、患者の命は守られている。大型連休の機会にぜひ、献血が初めての人、特にこれからの献血を支える若い皆さんに来てほしい」と訴えた。

河北新報のメルマガ登録はこちら
新型コロナ関連

先頭に戻る