バイトの権利、団結で守る 山形で学生向け労組発足

 山形県内で学費や生活費をアルバイトで稼ぐ学生を支援しようと、県労連は10日、学生向け労働組合「山形学生ユニオン」を設立したと発表した。東京都の「首都圏学生ユニオン」を参考にしており、全労連系では東北初の結成となる。

 県内の大学生5人と県労連の職員3人で8日に設立した。山形市内に事務局を置き、学生の労働相談に対応する。労働基準法などを学ぶ勉強会を開催するほか、給付型の奨学金制度の拡充なども求めていく。

 県労連が学生や山形大職員組合と懇談を重ね、2019年末から検討してきた。新型コロナウイルス感染症の流行でアルバイト先の解雇やシフト減少による収入減といった相談が増えたことも後押しした。

 委員長に就いた県内の大学生斎藤稔さん(仮名、23歳)が10日、県庁で記者会見し「アルバイト先の飲食店では学生から順に解雇されそうになった。労働者の権利を主張できる場にしたい」と趣旨を説明した。

 同席した県労連の佐藤完治事務局長は「アルバイトも休業補償の対象となることを知らない学生が多い。学業とアルバイトを両立できる社会を山形から目指したい」と話した。

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