山形の味、通販でコラボ そばと和菓子で旅気分

そばとわさび、和菓子の通販セットを手にする東海林さん(右)と山田さん

 山形市の和菓子店が、地元の農家や飲食店と連携して通販の新商品開発に取り組んでいる。弁当やそば、農産物などとオリジナルの和菓子を組み合わせて発送。新型コロナウイルスの感染拡大で外食需要が縮小し苦境にあえぐ中、タッグを組んで山形の味の魅力を広く発信する。

 手掛けるのは同市の「出羽の恵みかすり家本店」2代目店主の東海林文明さん(54)。セット商品「そば屋で一杯!山形旅気分」を4月25日に発売した。同市の製麺会社のそば乾麺、山辺町作谷沢地区の特産の生わさび、白あんにわさびを入れた新開発のまんじゅうを詰め合わせた。

 セットには、同市七日町のすし店「花寿司(ずし)」の店主山田賢一さん(62)直伝のわさびのおろし方を記した説明書も付く。わさびはそばの薬味のほか、そば湯と合わせた焼酎割りも提案している。東海林さんは「コロナ禍で移動自粛が呼び掛けられている中、自宅に居ながら『そばどころ山形』を旅している気分になれば」と狙いを語る。

 山田さんの店はコロナ禍で客足が遠のき、4月25日まで約1カ月間休業した。友人の苦境を知った東海林さんがコラボを提案。山田さんに技術料を払い、わさびの仕込み方を学んだ。同様に販路を失った作谷沢わさび組合にも、同地区に山田さんの妻の実家がある縁で協力を仰いだ。

 東海林さんは飲食店が調製した弁当と花見団子を組み合わせた「リモート花見」セットも開発しており、今回がコラボ企画第2弾。「すし職人の確かな技術で収入を生む仕組みを作りたかった。今後も山形の食を応援する商品を開発したい」と意気込む。山田さんは「東海林さんの心意気がありがたい」と感謝した。

 「山形旅気分」は4人前で送料込み4800円。連絡先は、かすり家本店023(644)1206。

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