仙台市の65歳以上の高齢者への新型コロナワクチンウイルス接種で、複数の医療機関に個別接種を申し込む「二重予約」への懸念が広がっている。1カ所に予約を入れた状態で、もっと早く接種が受けられる医療機関を探す行為だが、接種直前に予約がキャンセルされ、混乱を生じさせる恐れがある。ただ、個人の予約状況を管理する仕組みはなく、市や市医師会は「打つ手がない」と頭を抱えている。
市によると、個別接種は医療機関ごとに予約を管理する。二重予約を防ぐには、市が随時、各医療機関の予約状況を取りまとめるしかないが、対象は420カ所もあり負担が大きい。
接種状況は厚生労働省が運用するシステム「V-SYS(ブイシス)」で把握できるが、医療機関が入力するのは接種回数と廃棄数に限られるため、個人情報は反映されないという。
青葉区のはちまん石川内科クリニックの石川一郎院長(47)は、高齢者はかかりつけ医による接種を希望する傾向が強いとみて、現時点で「二重予約でキャンセルがたくさん出る心配はしていない」と説明する。
その上で「万が一、接種直前に予約の取り消しが数多く出れば、ワクチンを余らせないために、他の高齢者に急きょ接種してもらう必要がある。連絡などに時間を取られ、一般診療にも影響する」と懸念する。
市と県、東北大は近日中に大規模会場を開設し、5月中に集団接種を始める方向で最終調整している。既に個別接種を予約した高齢者が、大規模集団接種に変更する状況も想定される。
市ワクチン接種推進室の横野幸一郎室長は「早くワクチンを接種し、安心したい気持ちもあると思うが、二重予約は医療機関が混乱するため、できるだけ避けてほしい。接種場所を変える場合も早めの連絡をお願いしたい」と呼び掛けた。
市民センターなど22カ所で6月12日から実施する集団接種は、専用コールセンターと特設サイトで予約を受け付け、ウェブ予約サービスで一括管理する。
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