水道みやぎ方式「導入拙速」 仙台で説明会、指摘相次ぐ

「みやぎ型の導入は拙速」との意見が相次いだ説明会

 上下水道と工業用水の運営権を一括して民間に売却する「みやぎ型管理運営方式」で、宮城県議会6月定例会での関連条例案可決を目指す県企業局は30日、県民向けの事業説明会を仙台市青葉区のオンワード樫山仙台ビルで開いた。説明会は4月に始まり、5回目。全6回で唯一の週末開催だったが制度への理解が進んでいないとして、参加者から「導入が拙速」との声が相次いだ。

 県側は水道事業の見通しについて、人口減で収益が減少し、管路維持にも巨額の費用を要すると説明。「みやぎ型」の特長として(1)スケールメリットを生かした料金抑制(2)水質監視の徹底(3)県による最終責任の担保-などを挙げた。

 過去最多の45人が参加したが、定員の100人を大きく下回った。質疑では多くの出席者が制度の周知不足を指摘。「みやぎ型について『分からない』というのが多くの県民の受け止め。性急に進めるべきではない」などと訴えた。

 質問はコスト削減額の根拠や情報公開の在り方など多岐にわたり、終了は約40分ずれ込んだ。閉会時、導入に反対する参加者から「説明不足だ」などと怒号が飛ぶ場面もあった。

 県企業局は6月3日午後1時半~3時半、最後の説明会を青葉区の市戦災復興記念館で行う。事前申し込みの段階で定員(100人)に達しており、県企業局は動画投稿サイトのユーチューブでライブ配信する。

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