宮城県大崎市鳴子温泉の胡桃ケ岳(461メートル)で周遊登山道の復活に向けて、市民有志らが整備を進めている。観光名所の潟沼を上から眺めることができるのが魅力だ。急な傾斜があるため、関係者は「歩く際は十分な装備で」と注意を促す。
胡桃ケ岳の周遊コースは、30年前の登山ガイドで紹介されていた。近年、南側ルートは低木や草が繁茂して利用者が減り、北西の往復ルートを登る人が多い。市民らが土地所有者の了解を得て、5月にコース全体の刈り払いをして歩けるようにした。コースは約2・6キロで、約2時間で踏破できる。
潟沼は鳴子火山の火口湖か溶岩によるせき止め湖とされている。強酸性湖として知られ、天候によって湖面の色が変わって見えるという。
鳴子公民館は5月14日、新緑の周遊コースを歩く講座を現地で開いた。市民15人が潟沼レストハウスを出発し、北西側から時計回りに胡桃ケ岳を目指した。胡桃ケ岳南側の下りは急傾斜で、一行は慎重に足を運んだ。
途中、低木の間から深い青色の潟沼や、近くにある川渡温泉を見渡せる場所があるなど、鳴子の地形を一望できる。コース刈り払いに協力した地元の高橋良子さん(79)は「新緑だけでなく、紅葉の時期も素晴らしい」と語る。
コース沿いの木には「ウワミズザクラ」「ナツハゼ」など樹種を説明するプレートが約50枚取り付けられていた。高橋さんらが昨年から植物に詳しい知人の協力を得て整備している。
鳴子公民館の菅原直樹副館長は「コースは刈り払いはしてあるものの、急斜面もあり、クマが出没している情報もある。十分な装備で慎重に歩いてほしい」と話している。
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