模様替えで「おうち時間」楽しもう ネット販売、100均で安く手軽に

コロナ禍でもお部屋快適に

 新型コロナウイルスの感染拡大で「おうち時間」が長引いています。この際だから、自宅を模様替えして気分を切り替えたいと思いつつ、費用や手間を考えて二の足を踏む人も多いのではないでしょうか。安く、手軽に、部屋の雰囲気をがらっと変える方法を、専門家に伺いました。
(生活文化部・桜田賢一)

カーテンボックスの中に貼ったテープライト。リモコンで色などを変えることができる

 日頃からマンションなどの改修工事を手掛ける、建設業「平野」(仙台市泉区)の金崎由真さん(39)、同「阿部建設」(青葉区)の佐藤裕太さん(26)に尋ねた。2人ともリフォーム関連の知識が豊富だ。

 金崎さんのイチ押しはテープライト。発光ダイオード(LED)電球を等間隔に並べた両面テープで、好みの長さに切断し、カーテンボックスの中や窓辺、壁など好きな場所に貼ることができる。電源コードをプラグに差し込むだけで光り始め、商品によってはリモコンで十数色の切り替えが可能。インターネット上で2000円程度から購入できる。

 金崎さんは「電源コードを隠すならば専門技術がいるが、そうでなければ誰でも付けられる。天井付近に貼ってリモコンで青く光らせ、下にテーブルを置けばムーディーな場所になる」と説明。自宅にいながらバーカウンターのような気分が味わえるとして、巣ごもりで「宅飲み」が増えた今にぴったりな商品だと薦める。

 「古い和室があるお宅ならば、柱を塗装するだけで雰囲気が大きく変わる」と話すのは佐藤さん。はけ、ローラー、マスキングテープ、塗料など必要な道具は全て100円ショップで買える。焦げ茶色に塗ればアジアン調に、白く塗ればヨーロッパ調の雰囲気になり、家具などとも合わせやすくなるという。

 賃貸住宅でも改修は可能だ。木材の両端に専用器具を付けて床から天井まで突っ張っる組み立てキットを使えば、壁や柱を傷つけずに内装を変えられる。6000円台から市販されており、複雑な作業や加工は必要ない。

 床と天井の間に2本の木材を突っ張って板を渡せば棚になるし、合板を貼って壁面を作り、ダウンライトを付けることもできる。上級編になるが、専用パーツを据え付ければ壁掛けテレビを設置することもできる。

 佐藤さんは「家はかつてはご飯を食べて寝る場所だったが、コロナ禍で在宅時間が長くなり、いかに快適に過ごせるかという考え方が浸透した。『心地いい生活を買う』と思って、模様替えにチャレンジしては」と提案する。

天井に張った蓄光タイプのクロス。就寝時、目の前に「星空」が広がる

部屋の一新に壁紙の張り替え有効

 照明や柱、壁といった一部分だけでなく、部屋全体を一新したいという人には壁紙の張り替えが有効だ。一般的な家屋は無機質な白いクロスが多いが、色物や柄物にするだけで雰囲気が一気に変わる。  商社のワールドマイニング(青葉区)の社長渡辺章悟さん(47)は今春、所有する賃貸マンション3室の壁紙を全て色柄物にした。このうち1室のリビングは、東西南北の4面とも深い青色にした。圧巻は天井。照明の光を蓄えるクロスを用いており、就寝時に明かりを消すと天の川のように発光する。  色柄物の価格は1平方メートル当たり1800~2500円と、1500円程度の白いクロスより値が張る。差し色として1面だけ使うのが建築業界の常識とされてきたが、渡辺さんは施工業者の反対を押し切って全面に張った。「巣ごもりの今は普通と違っても受けると思った」と振り返る通り、築35年にもかかわらず3室のうち1室は改装直後に埋まった。  「クロスは張り替えたいが費用は抑えたい」「まずはお試しでやってみたい」という人には、100円ショップの壁紙がお薦めだ。縦45センチ、横90センチの物など大きさは各種あり、色や柄も数十種類から選べる。裏面がシールなので貼るのも簡単だ。  金崎さんは「まずはキッチンなどのちょっとしたスペースに100均商品を貼ってみては。木目調やタイル調、シルバーなどさまざまな種類があり、コスト面でも『始めの一歩』としてちょうどいい」とアドバイスする。

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