露天風呂の下でカモメすくすく 南三陸の温泉ホテル

ふ化したばかりのひな(右)を見つめる親鳥=10日午前10時30分ごろ(南三陸ホテル観洋提供)
ふ化したばかりのカモメのひな(右下)の世話をする親鳥=10日午前10時30分ごろ(南三陸ホテル観洋提供)

 東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた宮城県南三陸町の南三陸ホテル観洋で10日、海に面した露天風呂直下の岩場で営巣、抱卵していたカモメのふ化をスタッフの斉藤修さん(60)が確認した。

 ふ化したのは3個あったうちの1個。10日午前、親鳥の抱卵交代の瞬間に望遠レンズ付きカメラで確認した。抱卵開始から28日目の9日にふ化したとみられる。撮影した画像では、産毛に覆われたひなに親鳥が語り掛けるようにくちばしを近づけていた。

 斉藤さんは縄張りを主張して飛来するウミネコを親鳥が追い払う様子を何度も目撃した。「子育て」の苦労をわがことのように感じてきたという。

 「震災、新型コロナウイルス禍と大変な状況が続く中、ホッとする温かい話題になる」と斉藤さんは話す。ホテルは観察記録をまとめた資料を館内に展示、公式ホームページのブログでも公開している。

南三陸ホテル観洋オフィシャルブログ

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