サクラマス初水揚げ 釜石湾で養殖試験

釜石湾内で大きく育ち、初水揚げされたサクラマス

 岩手県釜石市や岩手大などが昨秋から釜石湾で海面養殖試験を続けていたサクラマスが成長し、市魚市場に10日朝、約2トンが初水揚げされた。サケなどの主力魚種の不漁が続く中、関係者は新たな水産資源として期待を寄せて作業を見守った。
 午前6時すぎに水揚げが始まり、サクラマスが選別された。平均体長は約50センチ、重さは約2キロで地元の鮮魚店や水産加工会社などが1キロ当たり700~1200円で競り落とした。
 飼育を担った泉沢水産(釜石市)の泉沢宏社長(59)は「背中まで脂が乗っているが、しつこくない。焼いても刺し身でもおいしい」と太鼓判を押した。野田武則市長は「立派に育ってうれしい」と喜んだ。
 釜石湾では昨年11月、養殖用いけすで稚魚約1万匹を育て始めた。今月中に15トン程度を漁獲するほか、今後も品質向上に向け試験を続ける。

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