聖火リレー宮城入り 初日は津波被災地を駆け抜ける

震災後に新しくなったJR女川駅を背景にトーチキスする聖火ランナー=19日午後6時10分ごろ、女川町

 東京五輪の聖火リレーが19日、宮城県で始まった。気仙沼市をスタートし、南三陸町、石巻市、女川町と東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた地域を走り抜けた。7月に迫る大会開催が世論の強い逆風にさらされる中、走者は復興への願いを込めて被災地を希望のともしびでつないだ。

 第1走者は日本がボイコットして幻のオリンピアンとなった1980年モスクワ五輪フェンシング代表千田健一さん(64)=気仙沼市出身=が務めた。千田さんは金色のトーチを手に、気仙沼市鹿折地区の災害公営住宅を出発。沿道から拍手を受けながら、笑顔でコースを走った。

 石巻市では旧北上川をカッターボートの「孫兵衛船」を使って聖火をつないだ。初日のゴールが設けられた女川町では、仙台市出身の人気お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきおさん(46)が相方の富沢たけしさん(47)へリレーし、ムードを盛り上げた。

 宮城県のリレーは3日間。2日目の20日は東松島市をスタートし、内陸の大衡村を経て利府町までの7市町村を巡る。最終日の21日は山元町から北上して仙台市までの5市町を走る。

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