今年の「海の日」は7月22日 カレンダーにない祝日移動に要注意

今年の7、8月のカレンダー。祝日の移動が反映されていない

 「7月22日って祝日だったっけ?」。同僚との会話で気付いてネットでカレンダーを確認すると、19日とばかり思い込んでいた国民の祝日の「海の日」は22日で、19日は平日だった。東京五輪の開催日程に絡んで7、8月の祝日が変わっているが、昨年末に作られたカレンダーには反映されていないため注意したい。(編集局コンテンツセンター・佐藤琢磨、藤沢和久)

 今年は7月第3月曜日の海の日が22日、10月第2月曜日のスポーツの日が7月23日に移されている。8月11日の山の日も8月8日に移動され、東京五輪開会式(7月23日)、閉会式(8月8日)の前後がそれぞれ4連休、3連休となる。その代わり本来なら祝日だった7月19日、8月11日、10月11日は平日だ。

 内閣官房東京五輪・パラリンピック推進本部事務局は、祝日を移動した理由について「交通量の抑制」を挙げる。開閉会式に伴い選手や観客、関係者の移動が多く見込まれるため、休日として通勤通学を減らす狙いがあるという。

 こうした祝日の移動は大半のカレンダーには反映されていない。根拠となる改正五輪・パラリンピック特別措置法の成立が昨年11月27日だったためだ。

 仙台市内の印刷会社の担当者は「カレンダーは遅くとも前の年の10、11月に印刷を終えている。印刷に祝日移動の訂正が間に合ったカレンダーは存在しないのではないか」と明かす。

中止や延期になったら?

 ただ、新型コロナウイルスの感染拡大で祝日移動の前提が揺らいでいる。

 大会組織委などは開閉会式や競技会場の観客数を定員の50%以内、最大でも1万人と決定。そもそも五輪の開催自体を疑問視する国民の声はなお根強く、共同通信社による直近の全国電話世論調査では五輪を「中止するべきだ」との回答が30・8%、「無観客で開催すべきだ」が40・3%に上った。

 中止や延期、無観客となった場合、祝日はどうなるのか。推進本部事務局にも同様の趣旨の問い合わせがあるという。会員制交流サイト(SNS)では「中止になったら元の祝日配置に戻る」といったうわさが飛び交う。

 事務局の担当者は「国会が(特措法を)再び改正すれば可能だが…」と前置きした上で「現在の祝日配置に合わせて動き始めている人もいる。元に戻すと、さらなる混乱を生じさせる可能性がある」と再改正に懐疑的な見方を示す。

 実際、昨年3月に東京五輪の1年延期が決まった際も「国民生活への影響が大きくなる」として再改正されなかった。このため五輪の開催や観客規模と関係なく祝日は移動されたままとなる公算が大きく、改めてカレンダーに書き込むなどの準備が必要だ。

河北新報のメルマガ登録はこちら


企画特集

先頭に戻る